










金村修未発表の作品。
これまで一貫して銀塩フィルムにこだわり、20年以上に渡って都市の街区をモノクロームで撮影し続けてきた写真家・金村修。
90年代から精力的に発表してきた作品は、国内外で高い評価を得てきた。酢酸の匂いを放ち、露出不足、白飛び、現像ムラ、水洗不足、画面上の傷、ホコリ、ベコベコにうねったロールプリントを構いもせず壁中にピンナップしたニコンサロンでの展示は、同時代的な問題意識に対する高い批評性を評価され、2014年の伊奈信男賞を受賞した。
最近ではデジタル作品、映像作品、手作りフォトブック制作など、作風も変化してきました、今回の写真集はあえて原点に回帰して、90年代に撮影したかつて金村が追い求めてきた東京の流れるような都市の断片を切り取った銀塩による作品群。金村修の未発表写真集がついに刊行!
定価4,400円(税込)|280×210㎜|32ペー+カバー|中綴じ |
デザイン 伊野耕一