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写真家は50歳を迎え、これまで撮り貯めたネガを見直した。そこには旅に明け暮れた日々の自分がいた。そして暗室の中でかつての自分と対話するようにプリントを見つめた。
「カメラ片手に旅に出るようになってから27年。27年? 神戸港から上海行きのフェリーに乗りこんだあの日からまだそんなに経っていない筈なのに。まるで夢のようだな、と思う。夢ーあるいは本当にそうなのかもしれない」
― 小川康博(本書あとがきより)
― 出版社説明文より
判型246 × 224 mm
頁数104頁
掲載作品86点
製本ソフトカバー
発行年2022
言語英語、日本語